お米につく虫は…?その予防のお話

お米につく色々な虫…。皆様ご存知ですか?
近年温暖化のせいなのか、北海道もかなりの暑さで、そのうえ湿気が強い日々が続くようになりましたね。そうなると、普通は夏のいっときしか発生していなかった虫さんも、その活動期間を延長しはじめるようになって来ました(笑)。
おもに、お米に寄ってくるのは「コクゾウムシ」や「シノメマダラメイガ」という奴ら…。2mmから7mm程度のとっても小さい虫です。コクゾー君は小っちゃくても黒いので、わりに見つけやすいですね、よくよく見てみると、カブトムシが超ちっさくなった感じ?ゾウさんの鼻のように先が伸びてます。なんと米粒の中に卵を産み付けるので、全く気が付きません。お米の中で生まれ、お米を餌にどんどん成長して突然お米を食い破って出現します!…と、言うとまるで怪獣か何かのように大げさですが(笑)真っ白いお米の中に黒いツブを発見し、じっと見ていてモゾモゾ動き出したら、ちょっとビックリ!ですよね。
でもご安心を!コクゾー君はただお腹がすいてお米を食べているだけで、特別人間に危害を加えることはありません(笑)。黒いから、目立ってすぐ見つかっちゃうし、見つけたらちょっとつまんでポイしちゃえばOK(笑)!ときどき、空洞になったお米が近くに発見されますが、毒におかされている訳でもありませんし気が付かずお米をといでも、普通のお米より軽くなっていて、お水を入れるとほとんどが浮いたり細かく砕けて水と一緒に流されてしまいます。
ちょっと面倒なのがメイガちゃん(笑)。成虫は「蛾」ですので、ハタハタ飛びます。問題は幼虫時代…。ご存知とは思いますが、蝶などの幼虫は「イモムシ系」ですね…。メイガちゃんもやはり同じ…ちいちゃな、2mm程度の白い、まるで「ウジ虫」なんですねぇ…。
お米の中にそんなのが居ても、ちょっと見、気づきません…、あぁ怖い(笑)気持ち悪い…。でも、その気配を感じることはできるんです。
お米を出そうとした時、ハタハタと飛ぶメイガちゃんを見つけたら、お米を少しすくってサラサラと落して見てください。お米がくっついている塊が出てきたりします!もしくは、なんだか綿あめみたいな糸にからまれているお米をみつけたら、赤ちゃんメイガが居る証拠!また、容器の底に細かな粉みたいなモノもあやしい…卵の可能性があります!
そんな時はお米を全部取り出して、お天気の良い日に外で新聞などを敷きお米を太陽さんに当てます。長時間当てるとお米が乾燥し割れてしまうので、短時間でね。光を嫌がり赤ちゃんメイガは早々に退散します。あとは塊になっているお米をのぞけばOK!
また、元の場所にお米を戻す…?!NO!NO!その前に!
元の保存場所には、見えない卵が産みつけられている可能性大!そんな中にまた戻したら同じことの繰り返しなんです!

洗う!ふき取る!日に当てて乾燥!それでもハイザーなどは容器のつなぎ目の小さな隙間は防ぎきれないことも…。
だから、一度虫が発生してしまった容器は使わないことが、本当は一番良いですねぇ。また、その前に虫がつかないように予防する対策も必要です!
その予防とは… 
★まずは、お米を購入する時はだいたい1か月位で食べきれる量を買うということ!
お米も食べ物ですから、買って置いておくとどんどん劣化して鮮度が落ちます。すると虫さん達の好きな匂いを出して引き寄せてしまうんです。
★新しいお米を保存容器に移すときは、古いお米を食べきってから!
残っているお米につぎ足しで入れてしまうと、古いお米がいつまでも残り、万が一そこに卵などが隠れていたら新しいお米にも移ってしまうので要注意です!
★保存場所は風通しの良い涼しい場所で!
ついつい台所の下の収納に入れたくなりますが、あそこが一番危険!湿気てて生暖かい、いかにも虫さん大好きな場所です(笑)!一番いいのは、冷蔵庫。室温が20℃以下だと虫さんは活動できないんです。現代は一年を通して室内が温かくなっています。どうぞ、十分にご注意を!
★保存容器の中に虫よけを!
以上、いろいろと注意点をあげてみましたが、最後にもうひとつ。お米の虫よけを常備する!
今は、いろんなお米の虫よけが市販されています。一度購入すると、ほとんどはワンシーズン位効果が持続するので、1年に1度は入れ替えて使うと良いでしょう。
当店では、虫の出やすい季節になる頃、天然のとうがらしを使った虫よけをお米をお買い上げ頂いたお客様にサービスしていますヨ!